<   2001年 03月 ( 6 )   > この月の画像一覧

3

一人歩く 夜の獣道。


深い森は朝も夜も危険は同じ。
それなら人が眠る夜の方がまだ安全だ。

人とて信用できるものではないのだから。



ましてや女の一人旅。
絡まれることも少なくはない。



目指すは古都ブルネンシュティグ。
この世界で最も人の集まる街。


人が集まるということは石に関する情報も膨大にあるといっていいだろう。


あちこちで感じられる赤いオーラ。
そのほとんどが偽物で、触れると同時に消えていく。



それでも一つずつ、見つけ出して確かめるしかない。





関所一つない古都ブルネンシュティグ。

これでは魔物が人に成りすまし進入したところで 誰も気づかないんじゃないか?

まぁ、魔物がいようが私には関係ないけど。



初めて訪れる街でも迷うことはない。
冒険者や傭兵が目指す場所はただ一つ。

『ブルンギルド連合』

噂や護衛、魔物処理の仕事。
ありとあらゆる情報が集まる場所がここだ。


簡単な仕事なら掲示板に張り出されている紙を手に取り、
各街の連合長に受けると申し出ればいい。


難しい仕事は連合長が管理している。
そう、例えば悪魔の関わるモノなど。



「?あんた、見かけない顔だねぇ。」
「初めてここに来たからな。」
「あんた、一人か?」
「・・・だったら?」

しばらく続く無言のやりとり。

「で?何か用か?」
「用がなければ来るわけがないだろう。」
「・・・あんたなぁ。」
「なんだ?」


「・・・・・・いいよ。もう。仕事をくれって言うならまず傭兵登録してもらうよ。」
「あぁ。」

記すは名前と職業のみ。

D・キース (弓槍)


「これで、いいか?」
「弓槍って、あんた両使いか。」
「場合に応じて使い分ける。」
「へぇ。」

ニッと笑い、楽しそうに目を細める連合長。

「俺はカルプレン。ここの責任者だ。よろしく。」
「よろしく。」


「で、あんたが求める仕事は?」
やっと本題か。

「悪魔だ。」
「は?」
「悪魔に関わる仕事は何かあるか?」

「・・・・・あんた、一人だろ?」
「見れば分かることだ。」
「無理無理。一人っていうだけも問題あるってーのに、ましてやあんたは女だ。」
「そこらの男共よりは遥かに強いと思うぞ?」
「・・・・あー、でもダメだな。」
「別に仕事が失敗しても、他の誰かがやるだけだろう。」

失敗して私が死のうが、何も問題ない。

「それでも少しでも死者は少なく、が俺のモットーだ。
俺は俺が任せても大丈夫だと思った相手にしか仕事は与えない。」


うざい。
「うざくて結構だ。」
・・・・・
「とにかく、悪魔関連の仕事は難易度もかなり高い。一人でやろうとする奴にはさせられない。」

「一人でなければいいんだな?」
「あぁ。」
「分かった。また来る。」




ああいう人間は嫌いだ。
おせっかい。





仕方ない、ここは誰か捕まえるしかないな。



しばらくここに居なければならなくなりそうだ。




はぁ。。。
[PR]
by koukas | 2001-03-10 14:47 | SS

小さな村を襲った悲劇。


噂はどこから来て、どこへ行くのだろう。



平和だった村に突然現れた魔物の群れと人の群れ。

我先にと村の中へと押し入ってくる。


魔物たちは呻り声をあげ、人々を襲う。
人の群れも同じだった。

何が起こったのか。


あるんだろう?
出せ!
あの石を渡せ!



分からない。
そんなもの 知らない。


じゃあ、死ね


命が 消えていく。


やめて
どうして
ひどい
くるしい

あああああああ






気づいたら其処にいた。

皆が皆、知り合い。
そう言いきれるほど、小さな村だった。
誰もが仲良く、毎日を温かく過ごしていた。


なのに、コレは何?


家々から上がる炎。
呻き声と嘆く声。


転がる死体に
どす黒い血の海。


座り込んでいる私を抱きしめているのは・・・・


「・・ロー?・・・」
「ッリア、だいじょ・・か?」

フロー。
幼馴染であり、ライバルであり、愛しい人。

「フロー・・な、んで。。」
「お前がぼさっと、してるから・・だろ。」

仕方ない奴、そんな顔して笑うフロー。

どうして笑っていられるの。


抱きしめる。
廻した手が触れる背中。

そこにあるのは  無数の、矢。


「っ!!」
「ケガ、・・・ダリ、ア」


「バ、カじゃないの・・・?バカじゃないのっ!?」
なんで笑ってんの?
なんで守ってんの?
守ってって、助けてって 私、言った?


「泣く、なよ・・・」
「泣いてなんか、ないっわよ。怒ってんの・・・・
私、怒ってるのっ!フローッ」


「ダリア・・・無事、で。・・・かった。」

ふと、抱きしめていた腕に重さが増す。


「フロー?」
「生き、ろ・・・」


「フロー?っ・・・」



勝手に守って 死んでいくの?
生きろって 一人は嫌よ

どうして私たちがこんな目に 遭わなければならないの?


「RED STONE」

それが何?

永遠の命 大きな富

だから?


そんなもののために 私たちは消えるの?


許さない。
悪魔も魔物も。

許さない。
石を守りきれなかった天使も。

許さない。
欲に目が暗んだ獣(人間)も。



許さない。許さない。許さない。




ドクン。


心に芽生える憎しみ。

応えるように 脈打つ鼓動。



赤い石。

私が手に入れてみせるわ。




そして私が望むのは・・・・・
[PR]
by koukas | 2001-03-09 19:35 | SS

弱き悪魔は逃げた。
震え、思うように動かない体で。


その震えは追われる恐怖故?
それとも 強大な力を手に入れた喜びか?


天上界から迫る追っ手。
己の世界に帰っても 最早そこも敵の巣窟と成り果てる。


逃げろ。逃げろ。


己より力弱き者の世界へ。


隠れろ。隠せ。


選んだ地は人間の世界。




力を使い、この世界に幾重もの罠を。


石は隠した。


火の神獣が孵る、その時まで。


悪魔は眠りにつこう。



準備は全て 整った。
[PR]
by koukas | 2001-03-09 19:23 | SS

赤き空の日

古くから伝えられてきた話。


およそ五百年余りの昔たるブルン暦4423年6月。
俄かに空が黒く成りて3日間彼の状態が続け。
続いて十日間明るく赤き光空を被いし。
彼の挙句、赤き光一つの点に成りて南の土地に落ちれり。





それまで平和だった世界が一変した。


「RED STONE」を求め、あちこちで起こる争い。
永遠の命を求め。
手に余るほどの富を求め。


溢れる情報。
その中に真実は在るのだろうか。


噂は尾ひれをつけて、さらに大きくなり。

人の心は欲望と疑心で塗り固められていく。



「RED STON」


それは本当に、皆が欲するほどに 良いものなのだろうか。
[PR]
by koukas | 2001-03-09 19:13 | SS

RED STONEの伝説

RED STONE の伝説

天上界に住んでいる6つの元素、火、水、風、大地、光、闇の神獣たち。
この神獣たちは、天上界に居住し、自分の石を持っている。
それぞれ、赤、青、緑、黄、白、黒の6つがあり、
この中で火の神獣の石である赤い石のことを「RED STONE」と呼ぶ。

ある日、地下界に住んでいた小さい悪魔が、天上界に上がり「RED STONE」を守っていた神獣の護衛天使を
殺害し、「RED STONE」を奪取してしまった。
自分の力を強大化するために、その石を使おうとしたからだ。


行方がわからなくなったその石を探すために、天上界では地下界に「RED STONE」に関するいろいろな噂を流した。
「RED STONE」を持っていると不老不死の命が保障されるとか、大きな富を手に入れられるなどである。
この噂の広がりとともに、石の探索のために天使も派遣した。
天上界のこのような努力にも関わらず、「RED STONE」の奪取事件が起こってから300年の時間が経った。
自分の石である「RED STONE」を守っていた火の神獣の長期間に渡る不在のため、
天上界の6つの元素間の均衡が少しずつ崩れ始めた。
盗んだ「RED STONE」の力を我がものとし始めた悪魔も、天上界にとって脅威の存在として徐々に
近づき始めた。
そして、あまりに長い時間が経過したため、
「RED STONE」の中で眠っている火の神獣の「ひな」の孵化の時が近づいてきていた・・・・・・。


~RED STONE公式より抜粋~
[PR]
by koukas | 2001-03-09 19:08 | SS

RED STONE

伝説の「RED STONE」と、それを持つという悪魔を捜し求める冒険者たちの物語。


全く物語とは関係ない日々をこの世界で過ごしています。
毎日狩りして、時にPTに入って、時に友達と雑談して。


メインクエスト。
アップすることだけを目標に、ストーリーなんて一切気にせずパパッと進めました。



つい先日、友達と話をしてたんですね。
そのお友達はRS(RED STONE)の小説を書いてるんです。

探してみると、RS世界を自分なりに小説にしてる人が結構いるんですね。

だから、ってわけじゃないけど。


ふと書いてみたくなったので、ここにこっそり書いてみようと思います。



果たして無事、最後まで書き上げることが出来るのか。


(*・ω・)ノガンバリマス!
[PR]
by koukas | 2001-03-09 19:01 | SS